昔から人が集まって暮らす場所には、どこでも「洗濯場」があった。
自然に人が集まり、笑顔がうまれ、地域が繋がっていく。
まさに「洗濯場」は「公民館」だったのだ。

現代版「洗濯場」のコインランドリーがあれば、地域が繋がる。
「裏六本松」で「洗濯場」があれば、勝手に人が集まってくるのではないか？
そんな妄想から「DAD's LAUNDRY」がオープンした。

「洗濯場」は、思いのほか、強い求心力を持ち、六本松の人たちが集まった。
あれあれ？ 日本人だけじゃない！ 福岡ってなんなん?
「裏六本松」に集まってきた人は。

“謎" の香港人フレンチシェフ
ニューヨークの「靴磨き屋」に憧れた青年
自由気ままな東京からの移住者
日本語が堪能なフランス人バリスタ
六本松界隈の一癖ある料理人達

気が付けば、収集のつかない仲間達に囲まれていた。
「公民館」じゃない。飲んで食べて居座れる「共同炊事場」だ。

こりゃ「寄合」だ。
人生なんてこんなもの。これも悪くない、
仲間たちの思うがままに「裏六本松」で生きていこう。